新宿の末広堂書店で、レジの前に平積みされている少年サンデーを立ち読みするスーツ姿のお兄ちゃん。
ちゃんと買い物する人に邪魔そうにされるが気づかず、ヘッドホンもかけながら漫画に夢中。
もしくは意図的に外界の情報を閉ざしてる様子。一生懸命無視。(個人的にはその心労のほうが大変だと思いますが)
で、すっかり堪能したら買わずに帰っていかれました。
お店のおばさんも、怒るわけにもいかず苦笑。
もちろん、立ち読み禁止と言いたいのではありません。僕も立ち読みをすることがありますし、購入前の試し読みが必要なこともあるでしょう。
ただなんといいますか、立ち読みにも立ち読み道というものがあるでは、と思うのです。
まあ道とか言いましても、他のお客さんも本棚や商品に手が届くよう、立ち位置から姿勢まで配慮すべきではないでしょうかというくらいのことです。
いわんや始めから「読んで帰るだけ」のつもりの人などは…。
別に僕は金持ちではありませんが(本当にギリギリです。こないだ原稿料支払いが三ヶ月遅れたときは不安で泣きそうでした)、週に1冊、200円前後の雑誌をお金を出して買わないのであれば、それはもう「読みたくない」と判断していいのではと思っています。
何も全部買えとは言いません。サンデーはペラペラ立ち読みするけどマガジン買って行くとか、別の雑誌を買うとか。
仁義として少しは負い目に感じようよ、貢献しようよ、と。
3日に一冊は広辞苑を買った日にゃあ、週間漫画ぐらいどれだけ立ち読みしても上客扱いされることでしょう。
そういえば、10年くらい前よく行っていた水戸の川又書店はどうなっているかなあ…。月曜と水曜(月曜はジャンプ、水曜はサンデーとマガジン)にはわらわらと老若男(さすがに女性は少ない)が集まり、グズグズになるまで読まれていたなあ・・・大変でした。
グズグズにされたのを買わされるのはしゃくなので別なところで買ったりして。
また、若かった僕はとりわけ威張って読んでいる人に「立ち読み? 俺は買うからこっちに寄越して」とか言ってみたり(血気さかんな少年でした。前科とか傷害とかはありませんよ?)。
どう取り繕おうと立ち読みは立ち読みなので、上品だ下品だのは言う気はござりません。まったく違反せずに生きることは難しいですし、「買うほどでもないなー」という本もあるでしょう。
ただ、なんにでも粋と無粋ってのはありまさあな。
きちんと「読ませていただいている」「お借りしている」という自覚は持つべきかと。
立ち読み者に限らず、普段の生活の中でだって当たり前の配慮なのですけどね。
でも多くは期待しないので、せめて迷惑をかけている立場のときだけでも配慮してほしいなあ。
・・・と、書店は最高の娯楽施設だと思っている漫画読みは思いましたとさ。
とっぴんぱらりのぷう。